文化庁メディア芸術祭大賞を受賞なさった小説家の津原泰水さんをお迎えして、弊社が初めて開催する小説講座。
受講枠は残席僅かになってまいりましたが、「どんなことを教えてくれるの?」というお問い合わせも届いているため、講義形式と内容を、少しだけご紹介します。
講義は、著作権の都合上、津原さんの「五色の舟」や「延長コード」などの短編をテキストに使用し、各回のテーマについて解説していく形式で進める予定です。
概念的なことや精神論ではなく小説「技術」が中心です。
例えば、第1回の「着想」についても、小説においては「何を書くか」よりも「いかに書くか」ということに重きを置きます。
いわゆる、編集者に?新奇なアイデアではない?と言われてしまいそうな着想を、どのように書けば、「読者に忘れられない小説」に仕立てられるのか? という話です。
津原さんが準備している講義メモを、ちょっと、ひも解いてみると……
「テーマ探しや構想のストックは、時間の無駄」
「『何の小説(文章)』を書くのかをいち早く定め、自分の義務とする」
「題材への既存の知識量や経験値は、全く関係ない」
「題材を決めたあとの背景の設定や語り口の選定について」
「資料収集、知識の再確認、取材のコツについて」
「取材過程の学びを作品にどう生かすか?」
「以上が渾然となったものが、世に言うアイデアであり、作者のミッションと捉えるべきである」
などと、刺激的な言葉が並んでいます。
こんなことで小説なんて書けるの? 既存の小説指南本とは全然違うのでは? と疑問を抱かれた方こそ、参加していただきたい講座です。
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